ヤーコンの定植方法・栽培メモ
ヤーコンの定植方法
畑を耕してからスタート。
※堆肥が大量にある場合は畑全体に撒いてから耕す
(堆肥が少ない場合のやり方は後述)
概要
- 畝溝となる位置に目印を立てる
- 畝溝を作る
- 畝を作る
- 施肥
- マルチを張る
- マルチに穴を開ける
- 穴から種芋を入れる
(1)畝作り
畝溝は60cm間隔なので、60cmごとに棒を立てていく。
※棒は何でも良い
畝溝用の線を一直線に張る。
張った線に沿ってクワで目印をつけていく。
両サイドの土を盛り上げて畝を作る。
(2)施肥
乾燥した籾殻(A)と堆肥(B)を撒く。
※堆肥は雨で下に染み込ませる
袋に入れて踏んで小さく砕いた炭(C)を撒く。
A~Cを手で混ぜる。
※混ぜるのでA~Cをまく順番は任意
※炭は土壌肥沃化・ph調整(中性からアルカリ性へ)の効果がある。
(3)マルチ張り・畝作り仕上げ
畝の側を少しそぎ取ってマルチを張る。
そぎ取った土はマルチの上から被せる。
※マルチの端は風が入りやすいので特によく土を固める
畝溝を平らにする。
(4)定植
「マルチ穴あけカッター」等を使い、60cm間隔で穴を開ける。
開けた穴からヤーコンの種芋を植えていく。
補足
上記の栽培法はヤーコンマイスター講座によるもので、『ヤーコン―健康効果と栽培・加工・料理』も参考にしています。
ヤーコンの栽培メモ
栽培法
- お茶を作る場合は通常より堆肥を多くする
- 巨峰(甲府)と同じような作り方をすれば苦みが取れる?
- 寒暖差はハウス栽培で実現できる?
土壌
- 堆肥:10aあたり4–5tの牛糞
※豚糞も可
※鶏糞は窒素分が強すぎてひび割れを起こすことがある
- 連作障害
3年目くらいには炭を撒く
手入れ・収穫
- 脇芽は霜降りる前(9,10月ごろ)に摘む
※お茶へ
- 茎は三本くらい残して後は取って良い(下部1/3は8月頃自然に枯れ落ちる)
※下から順番に役目を終えていく(上の葉を取ると成長が止まってしまう)
- 芋の肥期を過ぎれば上の葉を取っても良い
※苦みが少ない・美味しいので上の葉だけでお茶を作っている所もある
- お茶用の葉は7月とその後の2回刈り取る
※最後は地上を2cm程度残す⇒次の年へ
種芋
- 表面積の観点で塊のまま活けておく(バラバラにしない)
※空気に触れさせず乾燥させないことが重要
- 痩せた土地に植えると種が通常の2, 3倍できる(実の方はできない)